私も何回か通った道ですが、学科試験はとても範囲が広く仕事をしながらでは、やはり時間がないです。
学科試験を合格するために、重要な科目として法規があります。
現在の配点は、125点中の30点です。総得点では約1/4、合格点では1/3の点数となります。
法規で高得点を取るために重要なのが、試験に使用する法令集です。
皆さんもご存じですが、いろんな法令集が出版されています。
そのため、試験に使用する法令集として、どの法令集が使いやすいか、高得点を取りやすいか悩むと思います。
そこでこの記事では、過去に学科試験を2回合格し、現在、法令集を見る私が、建築士試験に使用するおすすめの法令集について解説します。
※現在は、二級建築士、一級建築士、建築基準適合判定資格(建築主事)を取得しています。
建築士合格のために少しでも役に立てればと思います。
ポイント
- おすすめの法令集
- チェック(比較)するポイント
建築士試験におすすめの法令集
おすすめの法令集 No.1 【総合資格学院 B5版】
私は過去に、井上書院(黄色本)、日建学院(オレンジ本)、総合資格学院(緑本)を使用したことがあります。
その中で、総合資格学院の法令集が建築士試験に一番配慮されて作られています。
選定ポイント
- インデックスが豊富(試験用に作成!!)
- 見開き1ページの情報量が多い(早い!!)
- 関連条項が豊富(試験対応!!)
- 発売日が早い
- ヨコ書き(見やすい!!)
そうはいっても、デメリットもあります。
注意ポイント
- インデックスが付録されていない。
- インデックスを申込むと営業の電話がかかってくる
- 法令集の紙の厚みが薄い
総合資格学院が出版しているため、インデックスも、関連条項も完全に試験向けに作られています。
しかし、初期の状態では、勉強する中で足りないところがあるため、随時、追記を行い、自分にとって最強の法令集を作成してください!!
ですが、セットアップするのがゴールではありません。
あくまでも建築士を合格するために必要な法令集となります。
上記にポイントをまとめていますが、一言でいうと、建築士試験で一点でも多く点が取りやすいようにつくられています!!
チェック(比較)するポイント
いろんな法令集が出版されており、どれにするか悩む方のために比較のポイントをまとめました。
比較ポイント
- 発売日・値段
- ヨコ書き・タテ書き
- サイズ・見開き1ページの情報量
- 線引き・インデックス
- 関連条項が豊富
少し多くなりましたが、以上が比較のポイントです。
この中でも特に優れているのが、インデックスと関連条項が豊富なところです。
ポイント一覧
総合資格学院の法令集(B5版)の良いところをメインで紹介します。
発売日
総合資格学院を含め資格学校が販売している法令集は、11月から販売されます。
他の法令集は、年末または年明けの販売となり、年内に線引きを終了させることができません。
年明けや年度末は忙しく、線引きがついつい後回しになり、気が付くと4月。
年度初めも手が付けれないと、すぐに5月(GW)になります。
よって発売日だけで考えても、少しでも早く販売されるものを購入し、線引きを正月休みの間に終わらせましょう!!
ヨコ書き・タテ書き
資格学校が販売しているものは、基本がヨコ書きです。(日建学院はタテ書きもあります。)
よく言われるのが、試験問題がヨコ書きのため、目の動きが同じヨコ書きの方が早く正確に読めます。
どうしてもタテ書きでないといけないという方以外は、合格のためと思い、ヨコ書きの法令集がいいです。
サイズ・見開き1ページの情報量
ポイント
- 大きさ
- 1ページの情報量
サイズは、B5版をおすすめします!総合資格学院と日建学院とTACがB5版があります。
1ページの情報量(メリット)
B5版のヨコ書きは1ページの情報量がほかのに比べて多いです。
1ページの情報量が多いと、ページをめくる回数が少なく早く目的の箇所を確認できます。
大きさ(デメリット)
法令集が大きいと高校生が使用するような狭い机では、机の上を法令集が占領します。
しかし、普段からスペースを制限したり、問題と法令集の配置を検討しながら勉強すると問題はないです。ぜひ、慣れましょう!!
法令集の引き方
大項目(横)のインデックスと引く→中項目(上)のインデックスを引く→開いたページを見る→ない→ページをめくる
という流れになります。そこで、1ページの情報量が多いとめくる回数が少なく早く該当項目が確認できます。
また縦横が長くなるため、インデックスをたくさん貼っても支障なく見ることができます。
線引き・インデックス
ポイント
- 付録としてついている
- ネット、はがきで申込み
- 販売元のHPで確認する
- 法令集によって1級、2級用がある
インデックスは、総合資格が作成しているものがダントツでいいです!!
私も他の人もでしたが、試験用に作られている日建学院の標準のインデックスでは、全然足りず、追加でたくさんのインデックスを貼っていました。
しかし、営業の電話がかかってきます。はっきり言って迷惑以外何物でもないです!が、非常に良いインデックスなので、もちろん請求しましょう!
電話の断り方はひとそれぞれになるので何とも言えませんが、、、
私は、「用事中ですので、必要な時はこちらから電話をかけます」と言って、それ以降は電話に出ませんでした。
ちなみに、線引き、インデックス済みの法令集はオークションなどでは、1万円くらいからあります。
関連条項が豊富
関連条項の内容が試験用に記載されています。
例えば、不燃材料では、その下に準不燃材料、難燃材料が記載しています。
総合資格(緑本)
日建学院(オレンジ本)
井上書院(青本)
不燃材料っを記載している部分ですが、
試験のひっかけ問題で、不燃材料(20分)、準不燃材料(10分)、難燃材料(5分)が出たときは、一番上の総合資格であれば、関連項目として、準不燃材料、難燃材料のページが記載しているため、法令集を引くのが早いです。
余裕で合格する人は、この内容を覚えているかと思います。
しかし、合格ぎりぎりの人はこんな関連項目があるとものすごく助かるとおもいます!!
紙が薄い
個人的に使用する中での唯一のマイナスポイントは、紙が薄いです。
濃い鉛筆やマーカーで線引きをすると、裏のページの線引きが透けて見え、そのページの線引きとかぶってしまい見えにくくなります。
対処法
何にでもいえることですが、関係ないページに試しに線引きをして、どれくらい透けて見えるか確認してください。
まず、通常の色鉛筆であれば、まず透けないです。濃い目のマーカーなどを使う際は、ご注意ください。
まとめ【総合資格学院の法令集(B5版)が一番いい!!】
この記事では、建築士試験に使用する法令集は、総合資格学院の法令集が一番いいと解説しました。
あらためて、総合資格の法令集のポイントをまとめます。
ポイント
- インデックスが豊富(試験用に作成!!)
- 見開き1ページの情報量が多い(早い!!)
- 関連条項が豊富(試験対応!!)
- 発売日が早い(11月)
- ヨコ書き(見やすい!!)
そうはいっても、注意ポイントもあります。
注意ポイント
- インデックスが付録されていない
- インデックスを申込むと営業の電話がかかってくる(無視!!)
- 法令集の紙の厚みが薄い(試し塗りをする!)
総合資格学院が出版しているため、インデックスも関連条項も完全に試験向けに作られています。
しかし、初期の状態では、勉強する中で足りないところがあるため、随時、追記を行い、自分にとって最強の法令集を作成してください!!
ですが、セットアップするのがゴールではありません。
あくまでも建築士を合格するために必要な法令集となります。
法令集をどれに使用か悩んだ方は、ぜひ総合資格学院の法令集を購入しましょう!
建築士試験を合格するだけを考えると後悔することは絶対ないです!!
ぜひ、一度本屋さんで手に取ってみてください!